ripples

なんともない日

憧れだけを胸に

自分の書いた物語に自分で救われる妄想をずっと抱いている。数年前からずっと脚本やら小説を書こうとパソコンやスマホのメモ帳を開いては入力し、描き始められない、書いてもつまらない、思いつかないを繰り返している。結局完成といえるものはほとんどなくて

その数少ない完成品も友達に送りつけた程度なのだ。だから、本当は才能も何もないのだと思うし、意欲も対してないのだろうと思う。それでもやめないでいるのは、それが心を支える一つになっているからだ。

たらればは夢がある、もし理想とする作品が完成したときはすごい達成感を得れたり、大きな成功を得たりするのではないかと漠然と思う事が許される。自分にとって宗教みたいな心の拠り所にちかいのかもしれない。

 


ここで書くような文字はいくらだって、評価されなくても、つまらなくても、自分で100%納得していなくても、いくらだって投稿できる。書いて吐き出すこと自体をストレス発散にしているからだ。でも、物語の方はそれでは困るのだ。少なくとも自分が完成したと思えるようなものではなくてはならないし、自分の中で違和感があるような事があってはいけない。自分にとってはそれが日の目を浴びるより、考えている、それが胸にある事が重要なんだろうという気がする。

なんだか情けないような、見るに耐えないような。いつかなんらかの形で終止符が打たれてしまうだろうと思っている、その日を何の対策もせずに待つことしかない出来ないが。