鯉はどこからやってきたのか
ある日の暮れ、橋の下でベチベチと音がするので何気なく見ていると、魚が浅瀬を流されるように、飛び跳ねながら流れてきた。
そうしてたどり着く先を目で追うも、川は暗く、黒くよく見えなかった。
次の日、明るい時間にまた覗いてみると、そこにはウジャウジャと、うにょうにょと魚が泳いでいた。言葉は悪いが気持ち悪いと思ってしまった。「めちゃくちゃいるやん…」
しかし一度気がついてしまったら、気になるものだ。ただウヨウヨとその場を漂う彼らの正体と行方が気になった。
釣り好きな父に聞いてみたが、ふざけてんだか真面目だかわからない答えが帰ってきた。
そんなわけでTwitterで投げかけてみた結果、リツイートやいいねしてくれた人のお陰で、親切な人がこれは鯉だと教えてくれた。正直ボラだと勝手に思っていた。ちなみに鯉だと教えたときの父はやかましいことを言っていた。
正体が分かれば次はどこから来ているのか、
そしてどこ行くのかということが気になる。
毎日数が大幅に増減している。
コイが泳いでいる水路は浅瀬に囲まれているから、進むにも戻るにも違和感がある。
そんなわけで、俺は水路を辿ってみることにした。ここからは画像も盛りだくさん(地味
いるいる
ここを辿ると最初の画像の箇所
辿る辿る
つぶらな瞳
この辺りに枝分かれした箇所がありこっちルートには鯉はいなかった。
反対側見てみると
そうしてようやく…,
出たーーおおきい川、観音様がいる側のあの大きな川です。何川だっけ。
ウジャウジャいる
黒が多いから明るい色は目立つね
しかし、この川もその以前の段階でも、水が明らかに逆流しているところを泳ぎ切らなくては最初の水路まではたどり着けない。
眺めているとのほほーんと流されているだけだったような鯉達がわざわざ必死に昇るのか気になるところではある。
水が均一の量になるような大雨の際に流されていったのかな。そしてそこで子を産み繁殖してるのかなと思わないでもない。
大きな川か少し離れた箇所からは、水路育ちがたくさんいたりして。簡単にこの大きな川まで行き来できる感じでもないし、水路の苔を食べているようだから戻る必要もない気がする。
逆流まで行かない少し浅瀬の箇所を無理やり泳いで行ったり来たりしてるのかなというのが俺の仮説だ。
鯉にとって逆流を泳ぐ行為がどれほど面倒なのかわからないままだけど、こういうのは結構楽しい。また、なにかみつけたらやる。
ちなみにたどり着いた大きな川はこのブログの記事の最初に出てくる川でもある。
全てはつながっているですかね?(宮崎なまり)